2010年04月14日

広島市の当初予算の審議について(3)

この度は、折り鶴ミュージアムと市長の海外出張についてお話します。

まず、折り鶴ミュージアムですが、平成22年度当初予算では、施設の在り方等を検討する経費として90万9千円が計上されていました。

このことについては、市長の選挙公約でもありました。

確かに、秋葉市長のように、2,30年間分(約200〜300トン)の折り鶴を飾る施設を作って、平和を願う心を広げたいと考えておられる人もいらっしゃると思いますが、一方で、焼却処分にて対応すればよいとか、お礼の葉書で対応するとか、再生紙にして、新たに折り紙として使う方法とかその考えは人さまざまなのが現状ではないでしょうか。

また、折り鶴を送られた人も、自分が折った鶴が飾られていれば嬉しいとは思いますが、そのために、折られたわけではないと思うのです。

以前も秋葉市長は長楽寺のアストラムラインの車両基地のある建物を工夫して飾る施設を計画されましたが、まったく平和記念公園と離れた場所であり、折り鶴が飾ってあるのみの施設にわざわざ行かれる人は限りなく少ないことは火を見るより明らかでありまして否決しました。

現在、年間持ち込まれる折り鶴は約10トンで、保管している施設は旧中環境事業所、旧安芸不燃減容センター、旧広島市民球場の3か所でその量は80.6トン(2月末現在)となっております。

これらの折り鶴を長期間大量に陳列することよりも、平和記念式典前後に平和記念公園で大量に飾り平和を願う心を陳列で表わす方法など考えられないのかと考えます。わざわざ箱モノを作っての陳列は必要ないと考えます。

また、市長の海外出張ですが、平成22年度は、4回の出張で総額2,305万円です。

内訳は、NPT再検討会議等への出席が766万4千円、ロシア諸都市での平和市長会議への賛同・協力要請が683万2千円、AFSインターナショナル・ピース・フォーラム等への参加が814万7千円、そして、大邱広域市への派遣40万8千円となっています。

しかも、年々出張旅費は膨らんでおり、市長就任以来、予定も含めて約1年間は海外出張に行っておられることになるのです。

私は、トップの海外出張には意味はないとは言いませんが、市民の税金が市長の平和外交に使われることに違和感を感じざるを得ないのです。

確かに被爆都市である広島市は核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界に訴えることが責務であると思いますが、少し行き過ぎのように感じます。

広島市の市長にはたくさんのオファーがあります。しかし、市民生活を第一に政治をされておられた過去の市長は、選別に苦慮しながら、決定されておられましたが、秋葉市長さんは日程が合えば出張を入れておられるように感じます。

「広島の市長は楽でええのー、平和だけやっていればええけえのー。」と言われるのは事実とは違うように思いますが、現実は札・仙・広・福を比較すると格差が広がっているように感じます。

この度の市長の海外出張については、出張の回数や費用について質問をしました。まず、優先順位ですが、当局との聞き取りにおいてロシアの出張が優先順位は一番低いと考えました。しかも今から段取りをするようなもので平和市長会議の参加都市もこれから打診ということではその必要性は認められないと考えました。

どんな都市でもこれだけ多くの都市に直接会ってお願いしますと、加入はしていただけるでしょうが、その内情は温度差があることも知っておかなければならないでしょう。

平和市長会議の参加される都市の数字が先行しておりますが、問題はその中身であり、決して数字だけでは表せないものがあると考えます。量ではなく質です。

費用については、ファーストクラスをビジネスクラスにという議論もありましたが、一国会議員が行く出張と比べても広島市の市長の出張は重いものと考えます。機内での作業などを考えると理解できないことはありません。

しかし、現下の経済状況などを考えると、市民には痛みをと言いつつ、市長は痛みがないとはどういうことなのか。広島市の市長として歓待される出張は秋葉市長でなくとも誰でも行きたいのです。そこは市長も考えてほしいと伝えました。

以上がこのことに関する質問と考えでした。そして、次回は、採決に当たり、どのような状況であったのか、お話してみたいと思います。
posted by 永田 雅紀 at 17:09| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 議会報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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